【中日】松坂見殺し…森監督「妙案教えてくれよ」ビシエドを欠きモヤを登録

スポーツ報知
選手交代を告げる森監督

◆中日1―2阪神(19日・ナゴヤドーム)

 中日が松坂大輔投手(37)の7回2失点(自責1)の好投も報われず、今季ワーストの5連敗を喫した。

 この日の得点は2回、阪神・小野の暴投で挙げた1点のみ。市民権取得を目指して渡米したビシエドを欠く打線は迫力を欠いた。森繁和監督(63)は、最近4試合で5点しか奪えない打線のテコ入れを明言。2軍で3割台後半の高打率をマークしている新助っ人のスティーブン・モヤ外野手(26)を、20日に初めて1軍登録する。以下、森監督の試合後のコメント。

 ―松坂が好投した。

 「ゲームはつくってくれた。(123球の球数については)段階を踏んでいる。5回を過ぎても本人が『投げたい』と言ってきたのだから、間違いない。それでも110球くらいならいってもいいと思っていたが、10球ほど多かった」

 (続けて)

 「(再三のピンチをしのいで)ある程度、経験がモノを言ったというのはあるが、逆に自分のミス(4回先頭・西岡の投ゴロ失策)から失点もした。悔いが残るだろうが、必ず次に生かさないと。負けをつけてしまったのはチームとして残念。こういう状態(連敗中)で誰が突破口を開いてくれるか。それが、きょうの先発(松坂)かなとも思ったが…。チームが乗っていればよかったが、それ(打線の援護)ができなくて、彼に申し訳ない」

 ―6回で101球を費やしたが、7回も続投した。

 「球数が多くなって(左)足がつったのかなと投手コーチが言っていた(実際は軽くひねった)が、本人が大丈夫だと言った(から続投させた)。追加点を奪われれば交代する準備もしていたが、(イニングの)途中で代えることはしたくなかった。(ゼロに抑えれば)自分の負けが消えたり、もしかしたら勝ちがつくこともあったからね」

 ―今後の予定は。

 「一応(20日に出場選手登録を)抹消する。あした、あさっての状態を見て考えるが、中10日(30日のDeNA戦=ナゴヤドーム)でいかせることを考えている。それ以降(5月1日のヤクルト戦=神宮=から同月13日の巨人戦=東京ドーム=まで)は遠征が続くしな。いい投球をしてくれている間は、それに応じた(間隔を詰めて登板するための)練習をさせてもいい」

 ―米市民権を取得するためにビシエドが渡米。もとより低調な打線が4番も欠いた。

 「いないモンはしょうがない。他に(妙案が)あるなら教えてくれよ。軸がいなくなって(アルモンテを初めて4番に)はめ込んだけどな。あした(20日)も変わるよ。違う外国人(モヤ)を入れたりな。あしたからカードが変わる(広島3連戦)。何とか動いていろんなことをしていく」

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