【阪神】藤浪、6失点6四球で2軍

スポーツ報知
先発し5回9安打6失点で敗戦投手となった藤浪

◆阪神2―8巨人(20日・甲子園)

 連勝が3で止まり、金本監督の厳しい目が藤浪に向いた。「悪いところが出た。見ての通り。あれだけボールボールだったら野手は緩むし、ブルペンは大変ですよ」。10奪三振がかすむ5回6失点、6四球と乱れて今季初黒星。翌週は4試合しかない事情もあり、首脳陣は試合後、藤浪を2軍で調整させることを決定した。

 前回登板の13日のヤクルト戦(甲子園)は7回を1失点。課題だった制球も2四球にとどめ「次が大事」と期待して送り出した。ところが、毎回先頭打者を出塁させる荒れっぷりで、制球難が再発した。昨年5月4日以来、勝ち星がない背番号19は「初回、2回の先頭(への四球)でリズムを悪くした。クイックは良かったけど、足を上げたときに…」と自省した。

 巨人戦は開幕戦を勝利した後、3連敗。今年初の甲子園での伝統の一戦を観戦した俳優・渡辺謙もガックリだろう。虎党の大きな期待も背負う藤浪の復権は不可欠だが…。(長田 亨)

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