【DeNA】今永、左肩違和感から今季初昇格

スポーツ報知
1軍に合流してノックを受ける今永(右)(左は東=カメラ・生澤 英里香)

 左肩違和感で2軍調整していたDeNA・今永昇太投手(24)、が24日の広島戦(横浜)で今季初昇格初先発する。23日、ハマスタで練習を行った左腕は、「帰ってきたというのは勘違いになる。先発の座を奪い返さないといけない」と、若手の台頭に危機感を口にした。昨季チーム最多11勝を挙げた今永に加え、梶谷隆幸外野手(29)も同時昇格する。主力の復帰で再加速するDeNAが2位・広島をたたき、首位から最下位まで3ゲーム差という混セで首位固めをもくろむ。

 今永は先月上旬に患部の違和感を訴え、その後、イースタンで実戦を重ねてきた。20日のヤクルト戦(ベイスターズ球場)で2回無失点に抑え患部に問題はなくゴーサインが出た。キャンプ中は開幕投手の有力候補だったが、今は立場が違うと言う。「ほかの投手もいいですし、ゼロから信頼を取り戻していかないといけない」と、厳しい表情を崩さなかった。

 開幕から新人の東、19歳の京山、飯塚らが奮闘。ウィーランドも1軍復帰し、チーム内の競争は激化。先発の層は厚くなった。さらに、背中の痛みを訴え開幕1軍から外れた梶谷も戻ってきた。22日のイースタン・ヤクルト戦(横須賀)では4安打2打点と打撃好調。昨季10勝の浜口も来月上旬の復帰が見込まれている。実力者たちの復帰が首位チームの追い風になる。(岸 慎也)

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