衣笠祥雄氏が死去 71歳 上行結腸がん「鉄人」2215試合連続出場

スポーツ報知
17年02月25日、キャンプ地を訪問した 衣笠氏(中)と緒方監督(左)

 プロ野球広島の中軸打者として活躍し、2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれた衣笠祥雄氏が上行結腸がんのため、昨夜都内で死去したことが24日、分かった。71歳だった。葬儀・告別式は家族のみで執り行う。

 衣笠氏は1947年1月18日、京都市生まれ。平安高で「4番・捕手」として64年に甲子園春夏連続出場を果たし、65年広島入団。内野手に転向し、68年からレギュラー。70年10月19日から87年の引退まで2215試合連続出場、17年連続全試合出場を達成し、計5度の優勝に貢献した。

 76年に盗塁王、84年にMVPと打点王を獲得。87年に国民栄誉賞に輝き、96年に野球殿堂入りした。現役時代は通算2677試合で2543安打、打率2割7分、504本塁打、1448打点だった。右投右打。

 衣笠氏は19日にBS―TBSで放送されたDeNA・巨人戦で解説を行ったが、声がかすれていて心配する声が視聴者から上がっていた。

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