【日本ハム】高梨、今季初勝利狙う 25日オリックス戦で本拠地初登板

スポーツ報知
25日のオリックス戦に先発する高梨

 日本ハムの高梨裕稔投手(26)が24日、今季本拠地初登板となる25日のオリックス戦(札幌D)での初勝利を誓った。前回登板した18日の西武戦(メットライフ)では、先発して7回3安打無失点の好投。8点リードでマウンドを譲ったが、中継ぎ陣が打ち込まれて初勝利はお預けとなった。今季、先発ローテ5投手の中でただ一人、白星がない右腕が、初勝利を本拠地でたぐり寄せる。

 柔和な瞳の奥に、闘志が見えた。中5日で迎えるオリックス戦。高梨は試合前日、ブルペン入りして最終調整を終えた。待ち望んだ本拠地での今季初登板。「早く(札幌Dで)投げたかったし、楽しみだった。今年初勝利を札幌ドームで飾りたい」。右腕は言葉に力を込めた。

 悔しさをぶつける。前回登板した西武戦で先発した背番号39は、7回3安打無失点の力投。好調西武打線を相手に単打のみの散発3安打、7三振を奪う力投を見せたが、救援陣が崩壊。終盤8点差のリードを逆転され、試合は8―9で敗れた。ぶつけられないもどかしさだけが残ったが、高梨は「自分の投球はできている。状態をキープして調整していきたい」。気持ちを切り替え、次戦を見据えてきた。

 雪辱にも燃えている。今年3月7日のオリックスとのオープン戦(ほっともっと)では、5回から2番手で登板して3回3失点。6回に2者連続四球で走者をためると、4番・ロメロに痛恨の3ランを浴びた。「オープン戦では打たれているので、気を引き締めてやりたい」。今季はここまで先発ローテ5投手で唯一、白星がない。今季4度目の先発マウンドで、ガッチリと白星をつかむ。(清藤 駿太)

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