【日本ハム】栗山監督誕生日に吉兆の勝利…過去6戦で4勝、うち2度リーグV

スポーツ報知
57歳の誕生日を迎え北海道を形取ったケーキを頬張る栗山監督

◆日本ハム3―2オリックス(26日・札幌ドーム)

 27個目のアウトと同時に、栗山監督の頬が少しだけ緩んだ。自身57度目の誕生日に、打線が12安打と奮起。投げては先発・マルティネスが粘投し1点差を守りきって、今季2度目の4連勝を飾った。「選手たちが一生懸命勝とうとする姿をベンチで感じていた」。孝行息子たちの戦う姿勢が最高のプレゼントだった。

 吉兆の白星だ。12年の就任以来、4月26日は6戦4勝。そのうち、12、16年と2度リーグVを果たしている。歴代の3つのウィニングボールは大切に保管。「(12年は)東京Dで稲葉の1999本(安打)目だよね。そのボールがある」と記念日は鮮明に覚えている。

 試合前には報道陣からも祝福された。北海道の形をした似顔絵入りケーキと、秋に胴上げの写真を入れられるように、と空の額縁を手渡された。「グッと来たね…。必ず一番いい写真を入れられるように頑張ります」

 今季は開幕3連敗スタートだったが、首位・西武との差は3・5ゲームになった。試合後、マルティネスと近藤からウィニングボールを手渡されたが、今は感傷には浸らない。「辞めて一ファンとして応援しだした時にね。(監督を)やってる間はこっちが(選手に)尽くしきる」。うれしさを胸に秘め、選手のために戦う覚悟だ。(秦 雄太郎)

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