【ソフトバンク】松田“十亀キラー”発揮!4号決勝3ランで「熱男~!」

スポーツ報知
6回1死一、三塁、松田が勝ち越しの左越え3点本塁打を放つ

◆ソフトバンク4―1西武(26日・ヤフオクドーム)

 十亀キラーのバットが、また火を噴いた。同点に追いつかれた直後の6回裏。1死一、三塁ので松田が真ん中に入ったカーブを振り抜いた。打った瞬間、スタンドインを確信しバットを放り投げる4号3ラン。「走者を返して勝ち越したかった。結果的にホームランになって良かった」。球場に、お決まりの「熱男!」コールが響いた。

 今季、対十亀は2安打ともに本塁打。通算でも34打数21安打(打率6割1分8厘)、6本塁打、16打点。「言葉で説明がつかないこともあるんだよ」と王会長も目を丸くする脅威の数字を残す。この日も1打席目は外角のスライダーに空振り三振、2打席目は内角直球に詰まる投飛。「ダメかなと思った」と松田も白旗ムードのなか、3打席目にこの日、唯一の失投を逃さなかった。「何回も対戦しているピッチャー。成功例が多いピッチャーはイメージしやすい」と好相性の一端を明かした。

 開幕からなかなか調子が上がらず、打率は2割6厘。「今がどん底と思っている」と自覚している。それでも4本塁打は柳田、デスパイネと同数。2人に強い対抗意識を抱き「まだまだ少ない。どんどん競争していけたら」と意気込んだ。

 「今日、勝っても西武が上にいるけど、追いついて追い越したい」と松田。昨年のチャンピオンとして、西武の首位快走を簡単には許さない。(戸田 和彦)

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