【オリックス】今季20通り目の打線も借金6…チグハグ福良監督「あと一歩ですね」

スポーツ報知
5回途中でKOされたディクソン(右は山崎)

◆日本ハム3―2オリックス(26日・札幌ドーム)

 試合後、もどかしさをこらえるように福良監督は口を開いた。2カード連続勝ち越しで迎えた札幌3連戦で、屈辱の3連敗を喫し、借金は今季最多タイの6。「あと一歩ですね…」。1点差の最終回は、先頭の小谷野が左前打で出塁も、代打・鈴木昂がバント失敗、代走・小田が盗塁死と、チームの不振を象徴するチグハグさで終えた。

 初対戦の新外国人右腕・マルティネスに対し、打順は昨夜と大幅に組み替えて臨んだ。22試合中21試合で1番だった宗を8番に回し、安達を今季初めて1番に起用。7番にはT―岡田から中島に変えた。「この投手についてどういう並びが良いか。対戦相手について変わっていく」と今季20通り目の打順で挑んだが、打線につながりは生まれず。先制打と4号ソロを放った吉田正が一人、気を吐く形に終わった。

 投手起用にも頭を悩ませる。4回まで1失点と粘っていたディクソンは、同点の5回1死から4連打を浴び勝ち越しを許す2失点。「いつも言うように80球過ぎて。やっぱり打たれ出したら止まらなかった。判断が難しいですね。良く投げてくれたんですが…」と、試行錯誤の指揮官は嘆くばかりだった。(原島 海)

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