【楽天】梨田監督、ドラ２岩見の１軍昇格に慎重姿勢　池山２軍監督も「まだですね」

　楽天・梨田昌孝監督（６４）と池山隆寛２軍監督（５２）が２７日、ドラフト２位・岩見雅紀外野手（２３）＝慶大＝の１軍昇格に慎重な姿勢を見せた。

　楽天は２６日にロッテに敗れ４連敗で借金１０。チーム防御率は３・５７でリーグトップながら、チーム打率は２割１分８厘で１２球団ワーストと貧打に泣き、最下位に沈んでいる。東京六大学野球では高橋由伸（慶大→巨人）、田淵幸一（法大→阪神）に続く歴代３位の通算２１本塁打を放った大砲は現在ファームで調整中。梨田監督は「速い球に苦しんでるところがあるみたい」と話し、この日楽天生命パークで行われた１軍全体練習に顔を出した池山２軍監督も「推薦？　まだですね。２軍で経験した方が。守りがまだペゲーロほども守れていない」と早期昇格に否定的な考えを示した。

　１軍では外野の台頭が待ち望まれている。昨季全試合に出場した島内が右脇腹の故障で離脱。ペゲーロも不振で先発を外れることが増え、固定されているのは岡島のみ。残り２枠をオコエ、フェルナンド、島井、八百板らで争っているが結果を残せず、梨田監督も「若い人にと思ったけどああいう形になってしまった」と頭を抱えていた。

　岩見はここまでイースタン・リーグで左翼を守り２３試合に出場。３本塁打（リーグ６位）１５打点（同７位）、打率３割４分４厘（同４位）の成績を残している。