【楽天】首位西武に“奇策”でぶつかる GWの8戦中6度対戦

スポーツ報知
練習中に今江(右)と話す梨田監督

 借金10でパ・リーグ最下位の楽天が、地獄のゴールデンウィークに挑む。28日からの8試合中6戦が10・5ゲーム差をつけられている首位・西武。梨田昌孝監督(64)は「当然タフになる。西武は長打力も機動力もある」と警戒心を強めた。

 乗り越えなければいけない壁は多い。28日から3連戦が行われるメットライフで西武は今季負けなし9連勝中。そして、初戦の先発は16年から12連敗中と難攻不落の難敵・菊池だ。前回対戦した13日は6回で5得点。敗れはしたが指揮官は「去年のいいときに比べれば今年は相対的には悪いと思う。点を取って勝つしかない」と自信をのぞかせた。

 前回の対菊池は昨季まで西武に所属していた渡辺直を今季唯一の先発で起用。初回にバスターエンドランでチャンスを広げ、3得点につなげた。平石ヘッド兼打撃コーチも具体的な手の内は隠しながら「えっ? このタイミングで? という作戦も使っていきたい」と奇策を予告した。

 この日は楽天生命パークで全体練習を行ってから新幹線などで都内へ移動。5月4日からの西武戦(楽天生命)には則本、藤平を今季初めて中5日で起用するプランも検討されている。死力を尽くして黄金週間に立ち向かう。(安藤 宏太)

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