【ソフトバンク】守護神・サファテ今季絶望 米国で右股関節の手術を受けていた

スポーツ報知
チームから長期離脱するサファテ

 ソフトバンクのデニス・サファテ投手(37)が米国で右股関節の手術を受けたことが27日、分かった。今季終盤での復帰を目指すものの、米国でリハビリやトレーニングを続ける予定で、現実的には今季中の復帰は厳しい状況だ。

 右股関節の張りのため、18日に出場選手登録を抹消。再検査のために米国へ帰国した20日には「(手術が)ないとはいえないが、診察を受けてから」と語っていた。帰国後も症状は改善されず、球団側と話し合いを重ねた上で手術を決断した。

 全治は未定だが、似た症例では巨人・杉内が15年10月に右股関節を手術し、16年7月に3軍で実戦に復帰した。メジャーでもヤンキース(当時)のA・ロッドが13年に左股関節の手術を受け、実戦復帰まで6か月を要した。サファテも長期離脱は避けられない模様だ。ポストシーズンも含めたシーズン最終盤での復帰に意欲を燃やす一方、万全での復帰を優先する意向もある。

 昨季はプロ野球新記録の54セーブをマークしてパのMVP。今季も1勝5セーブを挙げていた。球団は3年契約最終年となる今季の開幕前、来季からの3年契約を締結。順調なら今季中に国内FA権を取得し、来季は日本人扱いになることも踏まえての総額約20億円の大型契約だったが、あと16セーブとしている通算250セーブの名球会入りも先送りになりそうだ。

 チームでは、セットアッパーの岩崎も12日に右肘手術を受け、前半戦の復帰は厳しい状況。代役守護神の森やモイネロ、復帰間近のスアレスらで窮地をしのぐが、絶対的クローザーの不在は2年連続日本一を目指す上で、大きな痛手だ。

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