【楽天】茂木1号「感触よかった」今季2度目猛打賞も

スポーツ報知
8回1死一塁、右中間へ1号2ランを放った茂木

◆西武7―3楽天(28日・メットライフドーム)

 楽天は28日、西武戦(メットライフ)に敗れ、今季2度目の5連敗。借金は今季ワーストの11となった。「1番・遊撃」でスタメン出場した茂木栄五郎内野手(24)は、8回に今季1号となる右越え2ラン。一発を含め4打数3安打2打点と復調気配を見せている。

 高め直球を振り切ると、打球は放物線を描き右翼フェンスを越えた。8回、1点を返し、なおも1死一塁。西武の4番手・小石から放った右越え1号2ランを「タイミングを合わせることに集中していきました。感触がよかったので入ると思った」と振り返った。

 本来の形を取り戻してきた。開幕から状態が上がらない中、平石洋介ヘッド兼打撃コーチ(38)に、右足を上げたときにスパイクの裏が見える好調時のサインを指摘された。「そこを意識したら、自然と左足で待てるようになった。タイミングの取り方が、ちょっとずつ、いい形になってきている」とうなずいた。

 初回には初球を右前安打、6回にも三塁内野安打を放ち、今季2度目の猛打賞。18日のソフトバンク戦(ヤフオクD)以来となる、1番でのスタメン起用に応えた。“指定席”で輝きを見せたリードオフマンが、積極果敢なバッティングで、低迷するチームを引っ張っていく。(山口 泰史)

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