【西武】多和田、粘投7回2失点…菊池と62年ぶり4月5勝コンビ

スポーツ報知
7回2失点で5勝目を挙げた多和田

◆西武16―4楽天(29日・メットライフドーム)

 パ・リーグは「1強」なのか―。西武が3回までの2点ビハインドをものともせず、先発全員15安打で今季最多16得点と楽天を圧倒。本拠地メットライフで負けなしの11連勝とした。4番山川がリーグトップ独走の11号2ランを放つなど、クリーンアップで11打点。多和田が前日の菊池に続き開幕5連勝を飾った。

 粘り強かった。多和田は序盤に2失点したが「点を取られても次の1点はやらないという気持ちで投げた。うまく粘れたと思います」。4回以降、自慢のスライダーを低めに集めて7回を無四死球で6安打2失点。昨季5勝5敗だった右腕が、28日の菊池に続き開幕から5連勝を飾った。4月中に2投手が5勝を挙げるのは、西武では西鉄時代の56年(島原、河村)以来の快挙となった。

 昨秋結婚した妻の応援が活力になっている。この日もスタンドで声援を送った。13日の誕生日は遠征中だったため、帰京後に「(外食に出かけた?)まあ、そんな感じですね」と隠しながらもお祝いされたことを明かした。防御率は菊池の3・34よりいい2・06。3・4月度の月間MVPの最有力候補だが「それは気にしていたら打たれるので…」と笑った。次戦は中5日で5月5日の楽天戦(楽天生命)に先発予定だ。

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