【中日】松坂、日本球界12年4241日ぶり白星に「本当に最高です」

スポーツ報知
日本球界12年の白星を挙げ森監督に祝福される松坂(右)

◆中日3―1DeNA(30日・ナゴヤドーム)

 中日の松坂大輔投手(37)が6回3安打8四死球1失点の好投を見せ、日本球界12年ぶりの白星をつかんだ。西武時代の06年9月19日のソフトバンク戦以来、4241日ぶりの勝利。日本での通算109勝目で日米合計165勝目となった。

 初回に3点の援護を得て、4回には無死一塁から、梶谷、宮本、飯塚を3者連続空振り三振に仕留める力投。5回2死満塁から宮崎に押し出し四球を献上したが、続く梶谷を一ゴロに封じた。

 球数が100を超えた6回にも続投。2死一、二塁で大和を右翼への飛球に打ち取ったが、右翼・モヤの打球の追い方がバタバタして、マウンド上でヒヤヒヤ。捕球を見届けると天を仰いで苦笑いした。

 この日はカットボールが球威、制球とも良く、投球の中心に据えた。浴びた3安打はいずれもゴロで内野手の間を抜けたもので、クリーンヒットは1本も与えなかった。中日移籍後最速の147キロもマークした。

 中日では初めてのお立ち台でも笑顔満開。「チームが苦しいときにこれだけたくさんの人に来ていただいて、久しぶりの勝利を味わえて、本当に最高です。相手も強いし、僕としてはとにかく自分で連敗を止めてやろうと、初回から飛ばしました」。今季3度目の先発で、チームの連敗を4で止めてみせた。

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