【オリックス】福田が2点適時打でプロ初打点「強く振り切ることを考えました」

スポーツ報知
4回2死一塁、2盗塁を決めた福田(カメラ・小梶 亮一)

◆オリックス6―5西武(2日・京セラドーム大阪)

 ドラフト3位ルーキーの福田周平内野手(25)が、2点適時打でプロ初打点を記録した。4回2死二、三塁、カスティーヨの初球を、ライナーで中前へ。5点差を追いつく一撃に「しっかり自分のスイングを、強く振り切ることを考えました」。一塁上で思わずガッツポーズした。

 阪急ブレーブスの復刻ユニホームを着用し、同点打の直後にはプロ初盗塁も決めた。俊足巧打で169センチの左打者は、阪急のレジェンド、福本豊氏(70)=スポーツ報知評論家=と重なる。グリップがなだらかに太くなっている「タイ・カッブ型」バットは福本氏も愛用。1軍昇格後に変え「しっくりきた。西村ヘッドにも合っているんじゃないかと言われて変えました」と好結果につなげた。

 福良監督は「どこにおいても、野球を知っているというか。良い働きをしてくれた」と絶賛。定位置をたぐり寄せているが、福田は「あまりそこに気をとらわれず、やるべきことをやります」とクールに闘志を燃やした。

 ◆福田 周平(ふくだ・しゅうへい)1992年8月8日、大阪府生まれ。25歳。広陵高では主将として3年時の2010年センバツで4強。3年夏は甲子園で初戦敗退。明大では2年春、3年秋にベストナイン。NTT東日本では17年の都市対抗で橋戸賞(最優秀選手賞)を受賞。17年ドラフト3位でオリックス入り。169センチ、69キロ。右投左打。年俸1000万円。

野球

×