【日本ハム】大田がチームトップ7号!…特大2ランに清宮ビックリ

スポーツ報知
7号2ランを放ち、ベンチ前で中田(右)らナインに迎えられる大田

◆日本ハム3―6ロッテ(4日・札幌ドーム)

 日本ハムの大田泰示外野手(27)が、チームトップとなる7号2ランを放ち、“先輩の威厳”を示した。4日のロッテ戦(札幌D)に「2番・右翼」で先発。同点の3回2死二塁で一時勝ち越しとなる左越え2ランを放ち、「得点圏の走者を返そうと思って。本塁打になってよかった」。ベンチにいた清宮幸太郎内野手(18)も驚く、会心の一発を振り返った。

 怪物ルーキーに背中で語った。清宮が初の1軍デビューを飾った2日の楽天戦。試合前から多くの報道陣に囲まれる姿が、過去の自分と重なった。「ドラ1の宿命だよね」。08年ドラフト1位で巨人に入団した大田。周囲の期待と重圧に押しつぶされ、巨人時代の8年間で9本塁打と苦しんだ経験がある。

 だが、殻は北海道で破った。日本ハムに移籍した昨季は打率・258、15本塁打でブレイク。今季はすでにチームトップの7本塁打、直近6本は先制、または勝ち越し弾と勝負強さも見せている。「(大谷)翔平もそう。重圧に打ち勝ってメジャーで活躍している」。清宮も今、同じ道を通っている。だからこそ、戦う姿勢で後輩にエールを送った。

 試合前に行う2か所でのフリー打撃でも、大田は清宮と並んで快音を響かせる。この日の守備練習では、ともに三塁に入り、ノックも受けた。「1年目だろうが、2年目だろうが関係はない。一緒に頑張っていかないといけない」。若いチームを先導していく自覚が、大田にはある。(清藤 駿太)

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