【楽天】天敵・雄星撃ちもまた守乱で敗戦

スポーツ報知
9回2死二塁、源田の空振り三振で捕手・足立がボールをそらしている間に、二塁走者の木村が一気に生還(左は松井)

◆楽天5―6西武(4日・楽天生命パーク)

 またしても守乱が勝負を分けた。楽天は同点の9回2死二塁、楽天・松井が外角へのワンバウンドのスライダーで、源田を空振り三振に斬ったかに見えた。だが捕手・足立がはじいたボールは一塁側に転々としていった(記録は暴投)。一瞬見失ったことが致命傷となり、二塁走者の木村が一気に生還して決勝点。梨田監督は「非常にもったいなかった。遠くにはじきすぎた」と頭を抱えた。

 ワンバウンドの難しいボールではあったが、守備力を買われて起用された足立のミスは痛かった。この日、打力が持ち味の山下が降格。代わりに4月14日以来、15試合ぶりの先発だったが、3盗塁も許した。足立は「シンプルに僕のミス。水を差すプレーとなってしまい申し訳ない。実力不足だと思います」と猛省。4月26日のロッテ戦(楽天生命)ではオコエの落球が決勝点となって負けており、勝負どころで守備のミスが目立つ。

 16年から13戦全敗だった菊池から7回で5点を奪ったが、思わぬプレーが明暗を分けて、借金は今季最多14となり、チームは通算1000敗を喫した。指揮官も「菊池から点を取れたことは収穫で、勝てる展開だったけど…」と悔やんだ。(安藤 宏太)

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