【楽天】則本、3回7失点 31戦目6日にも自力V消滅 

スポーツ報知
2回に西武打線に捕まり、先制を許す則本(左から2人目)

◆楽天4―10西武(5日・楽天生命パーク)

 “レオアレルギー”が止まらない。則本が3回9安打7失点とまさかの大炎上。今季の西武戦、エースは3戦全敗で防御率は10・57。チームも今季は1勝7敗で昨年8月から2勝18敗1分けと歯が立たない。則本は「試合を作れず申し訳ないです。それ以外、何もありません…」と言葉を振り絞り、梨田監督は「則本にしては珍しい。速い球には、しっかり打ち返すだけの力は西武打線は持っている」と認めざるを得なかった。

 開幕から11カード連続勝ち越しなし。借金は15に膨れ上がった。デーゲームは1勝14敗と勝てず。6日に負ければ自力優勝の可能性が消える。31試合目での消滅は05年に29試合目で1位(優勝はプレーオフで決定)の可能性が消えて以来の速さで、58年の近鉄(35試合)を上回るペースだ。

 4月29日から始まったゴールデンウィークも8試合中6戦が西武戦だったこともあり、1勝6敗。3分30秒に及んだ試合後の会見を、梨田監督は消えかかりそうな声でこう締めくくった。「しっかりやっていきます」。この日は球場史上最多2万7468人が訪れただけに、最後の一日で意地が見たい。(安藤 宏太)

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