落合博満氏、日本人初の1億円プレーヤーとなった裏側にビートたけしの助言があった

スポーツ報知
落合博満氏

 元中日監督の落合博満氏(64)が6日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜・正午)に出演し、1986年に中日に移籍した時に日本人初の1億円プレーヤーになった秘話を明かした。

 1億円を突破した裏側には番組MCのビートたけし(71)の言葉があったことを明かした落合氏。当時、「たけしさんと仕事することがあって、たけしさんにいくらもらっているの?って聞いたら、十何億って言ったんだ、オレに。で、お前、いくらって。なんで日本で一番、名を売っている野球がこんな安いのって」とたけしから助言されたという。この話にたけしは「あん時の芸人ってすごかったんだよ。野球選手は安すぎたんだよ」と振り返った。

 その上で、プロ野球選手の年俸が上がらなかった背景に「昔の人は手取りだった。税金は球団が払った。他の人にお金を払いたくないから、いいか、長嶋茂雄でもまだ、6000万、7000万だぞ。王貞治でも、まだこんなもんだぞ。この2人を超えたと思うかって。だから堀内さん、200勝しているけど、2000万いったことないんだ、あの人。唯一、名球会で2000万いかなかった投手はあの人だけ」と話した。

 さらに、85年に2度目の三冠王を獲得した時のロッテとの年俸交渉を明かし「三冠王2回取って、その時言われたのが、有藤(通世)さん、3800万だぞって言われた。有藤よりお前の方が実績あるかって言われて。有藤さん首位打者1回で、オレ、三冠王2回取ったのに、それでも実績ないのっていう論理になっちゃたわけ」と告白した。その上で「でも一番悪いのは、たけしさん」と笑わせていた。

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