【楽天】オコエ、27打席ぶり安打「最高」

スポーツ報知
5回1死一塁で、約1か月ぶりの安打となる右中間二塁打を放ったオコエ

 楽天は6日、西武戦(楽天生命)に0―11で完敗。今季3度目の4連敗で借金はワーストの16となり、自力Vが消滅した。「9番・中堅」で4試合ぶりのスタメン出場となったオコエ瑠偉外野手(20)は、5回に右中間二塁打を放ち2打数1安打1四球。4月7日のソフトバンク戦(楽天生命)以来、約1か月ぶりとなる安打に安ど感を漂わせた。

 逆らうことなく、逆方向へはじき返した。5回1死一塁。追い込まれながらも、西武先発・榎田の外角スライダーを右中間に運んだ。4月7日の第2打席で中前打を放って以来、27打席ぶりの安打。久々の「H」ランプについて聞かれると「それは最高です」と笑った。

 打席の中で、落ち着いて対応した。「右方向を意識していた訳じゃなく、変化球を無理に引っ張らずに打った結果。1打席目(の四球)もうまく見逃せた。ここから、しっかり上げていけるようにしたい」。この日唯一、走者を得点圏に進めるチャンスを演出したが、まだ打率は1割2分1厘。巻き返しを誓った。

 結果が出なくても、常に前向きに練習に取り組んできた。「試行錯誤している段階。自分でもいろいろ迷っていたんで」。模索を続ける20歳が覚醒すれば、低迷するチームにとっても大きな起爆剤となるはずだ。(山口 泰史)

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