ノムさん、清宮を絶賛「将来の4番だね、間違いなく」

スポーツ報知
1回2死、高卒新人最多のデビュー5戦連続安打となる三塁内野安打を放った清宮

◆日本ハム6―1ロッテ(6日・札幌ドーム)

 野球評論家の野村克也氏(82)が、6日深夜に放送されたTBS系スポーツ番組「S☆1」(日曜・深夜12時)にビデオ出演。この日、高卒新人記録を更新するデビュー戦から5戦連続安打を記録した日本ハム・清宮幸太郎内野手(18)の打撃を絶賛した。

 清宮は6日のロッテ戦(札幌ドーム)の初回、第一打席でボテボテながら三塁内野安打を放った。野村氏は、コントロールの悪いオルモスが投じるすっぽ抜けにも逃げず、勇気を出して立っている姿を評価。打ち損じに見える内野安打も「逃げ腰だったら打てない。きちっと腰を引かずに打っているから」と解説し、「良いわ、この選手は。将来の4番だね。間違いなく」と太鼓判を押した。

 その後は一ゴロ、空振り三振、四球と快音は出なかった清宮。しかし野村氏は、清宮がベンチに戻っても手をたたいてチームメイトを鼓舞する様子に注目。「自分が打席にいるつもりになっている。こういうのは見込みがある。(使える選手か)判断するには、一番良いヒントになる」と期待を寄せた。

 捕手の立場から、変化球に対応できるかがポイントと語った野村氏。清宮は第3打席で変化球につられて三振をとられたが、「みんな、追い込んだらワンバウンドか内側に逃げる変化球で攻めるよね。対応して、壁を一つ一つ破っていかないと」とアドバイス。最終打席の四球も、打者が成功するポイントは選球眼だとして「彼を買っているところは、見逃し方がいい。力まず崩れず見逃している。将来性は十分あると思うよ」と、エールを送った。

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