【オリックス】“西京極”で阪急ユニホーム…27日着用

スポーツ報知
オリックスが27日のロッテ戦(京都)で着用する阪急ブレーブスの復刻ユニホーム(オリックス球団提供)

 オリックスは7日、27日のロッテ戦(京都)で阪急ブレーブスの復刻ユニホーム(1985~88年のビジターモデル)を着用すると発表した。わかさスタジアム京都は、かつての準本拠地で1967年にブレーブスが初Vを飾った伝説の場所。半世紀を超え、歴戦の勇者がよみがえる。

 オリックスの球団関係者は「(最寄りの)西京極駅も阪急沿線ですし、懐かしんでもらえたらうれしい」と狙いを明かした。同モデルを着用した1日からの3連戦(京セラD)は首位・西武に2勝1敗。2年ぶりの京都での公式戦でも、勝ち運に乗りたいところだ。

 まだ西京極球場と呼ばれていた67年10月1日に東映を下し、球団創設から32年目で初優勝を飾った。西本監督に率いられたチームは米田、梶本ら先発陣を軸に黄金期の礎を築いた。27日の試合前にはOBの山田久志氏(69)がセレモニアルピッチに登板予定。マスコットのブレービーも駆けつける。

 1996年生まれで当時を知る由もないが、ローテ通りなら先発見込みのドラフト1位左腕・田嶋は「投げる機会があれば、オールドファンに喜んでもらえるようにいい投球がしたい」と力を込めた。オリックスが縁起のいい古都から反撃に出る。

 ◆1967年の阪急 米田哲也が先発した東映との開幕戦で勝利すると、打線では長池徳士が2試合にわたって4打席連続アーチを放つなど、リーグ最多のチーム143本塁打を記録。2位・西鉄に9ゲーム差をつけて、リーグ初制覇。20勝を挙げた足立光宏が最優秀防御率(1.75)とMVPに輝いた。巨人との日本シリーズは2勝4敗で敗れた。

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