【中日】祖父江、バレに痛恨の3ラン被弾…TOKIO「宙船」は「これからも使う」

スポーツ報知
延長10回、大雨でコールドゲームとなり、ベンチで憮然とする森監督

◆中日6―6ヤクルト=延長10回降雨コールド=(8日・福井)

 中日が何とも煮え切らない試合運びで今季初のドロー。最下位・ヤクルトとのゲーム差は0・5のままで5位は変わらなかった。

 2点を追う8回に、高橋の同点2点適時打で試合を降り出しに戻したが、7回の継投失敗が痛かった。1死一、二塁で降板した先発・柳からバトンを受けた岩瀬が、川端にテキサス性の適時右前打を献上した。なおも1点リードの2死一、二塁で、祖父江大輔投手(30)が登板。いきなりバレンティンに高め直球をバックスクリーン右へと運ばれた。一時逆転の3ランで柳の白星を消してしまい、「甘くなってしまいました。(雨の影響?)そのへんは全く関係ありません」と唇をかんだ。

 登場曲で“男気”を貫いている。ルーキーイヤーの2014年から登場曲に人気グループ・TOKIOの「宙船(そらふね)」を採用している。先月下旬にメンバーの不祥事が発覚したが、「それは関係ないです。昔から(TOKIOが)好きで、自分で選んでかけてもらうようにしました。これからも使います」。この日も「♪その船を漕いでゆけ」と曲冒頭のメロディーに乗ってマウンドに立った。

 初回に1点を失いながら、その裏に連続適時打で逆転。3回に同点に追いつかれながら、その裏にビシエドの4号2ランで同点。7回に4点を奪われながら、8回にまた同点に。打線の粘りでようやく引き分けに持ち込んだ森繁和監督(63)は、「(何も)言いたくない。愚痴るだけだよ」と仏頂面。投手陣に猛省を促していた。

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