【楽天】聖沢、自身“開幕戦”で2安打2打点「緊張した試合でした」

スポーツ報知
8回1死一、二塁で2点二塁打を放った聖沢

◆楽天5―0ロッテ(8日・楽天生命パーク)

 楽天は8日、ロッテ戦(楽天生命)で快勝し、連敗を4で止めた。今季初昇格で「6番・中堅」でスタメン出場した聖沢諒外野手(32)は、8回にダメ押しの2点二塁打を放つなど、4打数2安打2打点。右脇腹を痛め、出遅れていたベテランが、チームの連敗ストップに貢献した。

 打球が左中間を深々と破ると、2人の走者がホームを駆け抜けた。3点リードで迎えた8回、1死一、二塁。ロッテの3番手・田中の外角147キロを、逆方向へはじき返した。勝負を決めるダメ押しの左中間2点二塁打。「最近は開幕1軍が多くて、途中から1軍ということがなかった。入り方が難しくて、緊張した試合でした」と安どの笑みを見せた。

 ミスを2度、帳消しにした。7回無死一塁からバントを試みたが、ファウル。追い込まれた後、左前打でつなぎ、追加点を呼んだ。8回の2点打は、無死一、二塁から島井がバントを失敗した直後。「(バントは)下手くそですね。しっかり決めないと。バントが難しいのは、下手くその自分が一番分かっている。島井の失敗があったけど、助け合いが大事。助けたい気持ちが強かった」とうなずいた。

 今季はキャンプ中に右脇腹を負傷し、約1か月の離脱。1か月以上遅れた自身の“開幕戦”で、しっかり結果を残した。「チーム状態を考えず、目の前の1試合に一生懸命、全力を尽くす。結果を残して、外野の1つのポジションを奪う気持ちでいきたい」と話した背番号23。定位置をつかみ、チーム浮上の力となる。(山口 泰史)

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