【中日】小笠原、東海大相模の先輩・菅野に投げ負け「投げ勝つのはまだ早い」

スポーツ報知
3回2死、菅野の三振の餌食となった小笠原

◆巨人6―0中日(11日・東京ドーム)

 中日の小笠原慎之介投手(20)が、東海大相模高の8学年先輩・菅野との投げ合いで、貫禄を見せつけられた。

 調子は悪くなかった。変化球の制球、キレともに良く、7回3失点と試合を作った。だが打線の援護がなく今季3敗目。「調子が良ければ0点で抑えられている。菅野さんに投げ勝つのはまだ早い」と悔しそうに語気を強めた。

 前回、昨年8月5日(東京ドーム)での投げ合いでは、小笠原がプロ最短の3回1/3KO。プロ最多タイの8点を失った。成長した姿を見せられたのでは、と問われ「この1試合で成長したとか、しないとかじゃない」と首を横に振った。それでも「最低限だけど、そこ(試合を作ること)はできた。球数が少なかった(95球)のも良かった」と手応えもあったのは確かだ。

 森監督は2回1死二、三塁で長野に左越えの先制2点二塁打を浴びたシーンを振り返った。「勝負所でああやって球が浮くとね。この球場では」とポツリ。ただし全体的には「頑張ってた」と合格点を与えた。さらに「(小笠原の年齢は)いくつだよ。ただ期待して開幕投手をやらせたんだから、ここを乗り越えないと」と、20歳の若きエース候補に奮起を促していた。

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