【ヤクルト】バレンティン、セ・リーグ独走の150メートル場外ライナー12号

スポーツ報知
1回2死一塁、バレンティンが左越えに先制の12号2ラン本塁打を放つ

◆DeNA3―7ヤクルト(11日・横浜)

 バレンティンがフルスイングした打球は一瞬でハマスタの左翼場外へライナーで消えていった。推定150メートル弾は左翼後方に設置されている臨時駐車場を越え、植え込み付近に落ちた。初回2死一塁、石田の内角スライダーが餌食になった。リーグトップを独走する12号2ラン。「打った感触も、飛距離も完璧でした」と胸を張った。来日8年目、過去横浜では2012、13、昨年と何度も場外弾を放っている。「打者としてはいい球場。ボールもよく見える」と好印象しかない。

 この一発で今月に入り6本目。11戦8発と量産態勢だ。日本通算229号は球団では広沢克己を抜き、池山隆寛の304本塁打に次ぐ単独2位に浮上。小川監督も「その後も四球を選ぶなど集中力がある。明日も期待できる」と信頼度が増している。「グラウンドに出たら100%でやるだけ。いつも最善を尽くすよ」と優等生のバレがチームを最下位から浮上させる。(岸 慎也)

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