【オリックス】78年ぶり「金鯱」以来歴史的屈辱…5月まで3度目の1安打以下敗戦

スポーツ報知
4回、円陣を組むオリックスナイン

◆オリックス0―2楽天(12日・京セラドーム大阪)

 アクシデントも追い風にできなかった。8回、先頭のT―岡田の場面で楽天・則本が一度ベンチに下がったものの、休息を挟んでマウンドに戻った右腕に3者連続三振。今季4度目の完封負けに、福良監督は「どうしようもない。1本じゃね。開幕からずっとですからね」と肩を落とした。

 3月30日、5月5日のソフトバンク戦に続く1安打完封負け。シーズン3度は13年以来5年ぶりの屈辱だが、5月までに記録するのは球団史上ワーストの早さになった。3番から5番に配置転換した吉田正が5回にチーム唯一の右前安打を放ったものの、打線のつながりは生まれなかった。

 楽天・則本には昨年5月から6連敗。借金は再び4に膨らみ、5月5日以来の5位に転落した。「(則本に)同じようにやられている。いろんな方法があると思いますけど(球種を絞るなど)徹底しないといけないですよね」と指揮官。4試合連続2点以下では、勝機が見えない。(表 洋介)

 オリックスは3月30日のソフトバンクとの開幕戦、5月5日のソフトバンク戦に次いで今季3度目の1安打敗戦。シーズンに1安打以下の敗戦を最も喫したのは、40年ライオンの6度があるが、パでは56年近鉄の5度が最多(ほかに1安打勝利1度)。球団でシーズン3度の1安打以下の敗戦は、13年以来7度目の最多回数だ。
 5月までに3度も1安打以下で敗れるのは、39、40年の2度喫した金鯱に次いで3度目。結局、金鯱は39年5度、40年4度記録した。

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