【楽天】池田、5回1失点 打球直撃のアクシデントも踏ん張った
スポーツ報知

◆楽天1―6ソフトバンク(15日・楽天生命パーク)
楽天は15日、ソフトバンク戦(楽天生命)に敗れ、連勝は4で止まった。先発した池田隆英投手(23)は、5回5安打1失点。2回に右腕を打球が直撃するアクシデントに見舞われたが、治療を受けてマウンドに戻り、同点で踏ん張り、リリーフ陣にバトンを託した。
真っすぐ向かってくる打球に、グラブは間に合わなかった。2回2死一塁、甲斐の打球が右肘のやや下を直撃。「(違和感は)ありましたけど、投げないと後ろに負担がかかるし、チームに迷惑がかかる。6回もいきたいと思っていた」。痛みを押しての続投で、5回1失点にまとめてみせた。
半月ぶりのマウンドで、力は示した。4月30日の西武戦(メットライフ)以来となる登板。立ち上がり、力のある直球で押したが「その中でも決まらなかったり、四球だったり、すごくもったいない」。5回には2死一、二塁から柳田に同点の左前適時打を浴び「もったいないし、悔しいです」と唇をかんだ。
それでも、梨田昌孝監督(64)は「アクシデントで心配したけど、ゲームをつくってくれた」と評価した。「勝ちたい気持ちはすごく強かった」と最後まで悔しさをにじませた右腕。負傷した右腕が癒えれば、リベンジのチャンスはある。(山口 泰史)