【日本ハム】高梨、8回途中3失点の粘投も無援2敗目

スポーツ報知
8回、3点目を失い降板する高梨

◆日本ハム0―3楽天(18日・札幌ドーム)

 日本ハムの高梨裕稔投手(26)が粘投報われず、2敗目を喫した。7回1/3を9安打3失点。悔しさしか残らなかった。

 8回に背負った1死一、三塁のピンチ。ウィーラーにカウント2―0から、内角に入った132キロのフォークを左前に運ばれ3失点目。「疲れはなかったけどボールに表れていたかもしれない」。吉井投手コーチに降板を告げられると、唇をかんでマウンドを降りた。

 札幌Dでは今季2戦2勝。相性の良かった本拠地の声援に、この日は応えられなかった。4回に先頭のペゲーロに右越えソロを被弾。カーブを完璧に捉えられ先取点を奪われた。今季先発7試合中5試合で6回自責点3以下のクオリティースタート。試合を作る安定感は見せるが「7、8回我慢していれば違った展開になっていたかもしれない。粘れてこそ勝ちがつく」と責任を背負い込んだ。

 打線も散発5安打で無得点。初回以来、先頭が出塁した7回には3連続代打攻勢を試みた。岡、杉谷の内野ゴロで2死三塁とするも、最後は鶴岡が左飛に倒れ、ホームが遠かった。栗山英樹監督(57)は「(高梨は)ボール自体は良かった。先に点を取ってあげられれば」と右腕をかばった。(秦 雄太郎)

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