侍ジャパン・稲葉篤紀監督、イチローが“相談役”外国勢の動く球対策聞いていた

スポーツ報知
イベント終了後、ちびっ子にサインする侍ジャパンの稲葉監督

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が19日、都内で行われた東京五輪・パラリンピック応援イベント「ジャパンウォーク」のトークショーに出席。20年五輪に向けて、親交の深いマリナーズ・イチロー会長付特別補佐(44)にアドバイスを求めていく考えを示した。

 指揮官は昨年のWBCで打撃コーチを務めた当時、イチローに外国勢の動く球への対策を問うと、長文のメールが返ってきたという。「難しい永遠のテーマ」としながら「米国の投手はウィニングショット、一番自信がある球を打たれるのが嫌。まず嫌な球を打つ」。イチ流の金言を「心理的に攻略できる」とナインにも説いてきた。

 特別補佐就任の際に連絡すると「自分のやるべきことをしっかり頑張れたら」と返信を受けた。「イチロー選手の気持ちもある。こっちの願望をぶつけるだけではいけない。今はそっと、見守っていきたい」としながら、「ポッと連絡させてもらって、どんどん聞いていこうかな。真剣に考えて、的確なアドバイスをくれますので、これからも相談していきたい」。稲葉監督とイチロー“相談役”とのホットラインが、金メダルに通じていく。

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