【中日】ガルシアだ!ビシエドだ!投打のキューバ出身助っ人が連敗止めた

スポーツ報知
(左から)逆転二塁打のビシエド、5勝目を挙げたガルシア、適時打のモヤはお立ち台で笑顔

◆中日3―2阪神(19日・ナゴヤドーム)

 投打のキューバ出身助っ人が竜の連敗を2で止めた。投げてはガルシアが7回2安打1失点で5勝目。打ってはビシエドが1点を追う6回1死二、三塁で逆転の適時二塁打を放った。先発左腕が「ビシエドが『落ち着いてやれば大丈夫』と声をかけてくれた。感謝している」と言えば、4番打者は「ガルシアは回を重ねるごとに良くなったね」と後輩の快投に目を細めた。

 母国の悲報に胸を痛めた。18日(現地時間)にキューバ航空機の国内線が墜落。100人以上が死亡したと伝えられている。「犠牲に遭われた方が大勢いるとニュースで知った。とても悲しいです」とビシエド。野球王国の島国から、日本に働き場所を求めてやってきた両雄。同胞に勇気を与える活躍を誓っていた。

 6回には5番・モヤが14日ぶりの安打となる適時打。3番・アルモンテから並んだ今季2度目の“オール助っ人クリーンアップ”が機能して、森監督も「ひとり(アルモンテが無安打で)残されてますが、今まではアイツに助けられている」とえびす顔だった。(田中 昌宏)

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