【中日】松坂、移籍後初安打!4363日ぶり快音!「早く打ちたい」公約達成

スポーツ報知
4回無死、松坂は左前安打を放つ

◆中日―阪神(20日・ナゴヤドーム)

 中日の松坂大輔投手(37)が、移籍後では最も間隔の短い中6日での先発で6回3安打1失点とゲームメイクした。91球を投げ抜いてマウンド降りた時点のスコアは5―1。勝利投手の権利を得た背番号99は「6回までですが、何とかゲームは作れたと思います」とベンチで息をついた。

 4点リードの4回、先頭で打席に入ると、1ボール2ストライクから才木の直球をSSKのバットでジャストミート。快音を残して打球は左前に弾んだ。左翼・福留から遊撃・植田へと渡った“記念球”は一塁ダッグアウトへと投げ返された。右翼席の竜党からは「いいぞいいぞ松坂」のコールも湧き起こった。

 国内の公式戦で安打を放つのは2006年6月9日の阪神戦(甲子園)でのプロ初本塁打以来、4363日ぶり。5回の打席でも左前打を放ち、メジャー時代を含めても初体験のマルチ安打を達成した。

 常々、森監督が「打撃がいいから獲ったんだ」と話すように高校時代から打撃には定評がある松坂。自身も今月下旬、スポーツ報知評論家の金村義明氏らと鼎談(ていだん)した際に「勝つことができたので、次の目標はセ・リーグ初安打。早く打ちたいですね」と公約していた。

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