【DeNA】筒香、初の1試合3発!5年連続2ケタ弾…ラミ監督「アンビリーバボー」

スポーツ報知
4回無死、筒香が右越えに2打席連続の本塁打を放つ(投手・野上、捕手・小林=カメラ・森田 俊弥)

◆巨人2―10DeNA(20日・東京ドーム)

 広い懐に来た初球を、筒香は力強くさばいた。「コースなりに反応できた。最後は見えなかったので、どこまで飛んだか分からない」。4回、痛烈すぎて自身も行方を追い切れなかった打球は、右翼バルコニー席上部の看板を直撃する推定140メートル弾。野上から2打席連続アーチで5年連続2ケタとなる10号ソロの手応えは格別だった。

 初回2死一塁では「いいポイントでうまく打てた」と中堅右に3戦連発の先制2ラン。9回には田原から右中間席中段に11号ソロを運んだ。9年目で初の1試合3発。「(横浜)高校時代にはあるかも。覚えていないです」。7回の中前安打を加え、16年7月22日の巨人戦(横浜)以来の4安打。3連戦で計5発を含む11打数7安打8打点と完全に目を覚ました。

 フォーム改良が奏功した。今季は突っ立ったような構えでキャンプイン。オープン戦中に軸足の膝を少し曲げ、右足をやや開いたが、開幕から数字は上がらなかった。18日の今カード初戦。さらにオープンスタンスで膝を曲げ、重心を低くした。ラミレス監督に「変えてみたら、いい感じです」と打ち明けた。「体の中の感覚が変わっている」ことをフォームの変遷につなげ「ずっと突っ込んでいたのが、軸で打てている」とうなずいた。

 チームは計6発で2連勝し2カード連続勝ち越し。1日以来の貯金1とした。指揮官は筒香に「アンビリーバボー。引っ張りやすくなって初球から積極性も増した」と驚嘆。主砲は「打てるだけ打ちます」と次の1本を欲していた。(山崎 智)

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