【楽天】田中、今季初安打がタイムリー 1軍定着狙う

スポーツ報知
5回2死二塁、左前に適時打を放った田中

◆楽天4―1オリックス(24日・東京ドーム)

 楽天は24日、オリックス(東京D)との接戦を制し、連敗を3で止めた。

 「9番・中堅」でスタメン出場した田中和基外野手(23)は、5回に貴重な左前適時打を放つなど3打数2安打1打点1盗塁の活躍。オコエ瑠偉外野手(20)の負傷離脱で巡ってきたチャンスを生かし、1軍定着を狙う。

 外の変化球に、田中はしぶとく食らいついた。先制した直後の5回、2死二塁。オリックス先発・西のスライダーを、逆方向へはじき返した。今季初安打となる左前適時打。「前回(4月3日・日本ハム戦)、岸さんが投げているときにスタメンで2三振していたので、絶対に打ってやろうと思っていました」とうなずいた。

 大胆なモデルチェンジで1軍に帰ってきた。開幕1軍を果たしながら、4月5日に2軍落ち。4月はファームでも打てない試合が続いた。5月に入り、ノーステップ打法に挑戦。「タイミングを取るのが下手なので、ノーステップでいつでも打てるように。そこから三振が減って、前に飛ぶようになった。足があるので、前に飛ばせば相手も嫌かなと」。取り組んできたことが、結果につながった。

 反省したのは7回の守備。2死二塁から、中前適時打となったT―岡田の打球に「判断ミス。思ったより伸びてきた。ワンバウンドしたときに捕れたなと思った」と振り返った。「どうしても打ちたかった」という直後の打席では、7回2死二塁から投手強襲の内野安打。二盗も決めて持ち味も見せた。ミスを取り返す結果を積み重ね、信頼をつかんでいく。(山口 泰史)

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