【楽天】梨田監督、800勝 3球団で12年目采配ズバリ的中

スポーツ報知
監督通算800勝を達成し、ウィニングボールを手に笑顔の梨田監督

◆ソフトバンク4―6楽天(25日・福岡ヤフオクドーム)

 楽天・梨田監督は最高の笑顔でナインを出迎えた。2点差の9回1死満塁のピンチを投併打で切り抜け、監督通算800勝に到達。土で汚れたウィニングボールを握りながら「三振を取って、もう少しきれいなボールだったらよかったけどね」と照れくささそうに笑った。

 3球団を渡り歩き、監督通算12年目。この試合では経験を生かした采配が随所に見られた。外国人枠の競争をあおるようにしてウィーラーを2試合連続で先発から外すと、ペゲーロが11号2ランなど2安打4打点と大暴れ。来日2試合目の出場となったディクソンも初回に初安打&初打点を記録。7回には22日のオリックス戦(楽天生命)で先発し119球を投げた池田を、プロ初の中継ぎで起用。1イニングを8球で片づけた。梨田監督は「配置転換もしていかないと、現状を打破できない」と説明した。

 スタートダッシュに失敗し、最下位に沈む楽天。「ここから早く5割に戻したい。でも簡単なことではないのでまずは(借金)1ケタ。そうすれば先が見える。今日がきっかけになりそうなゲームだった気がする」。巻き返しへ、12球団最年長64歳指揮官が、“マジック”を見せていく。(安藤 宏太)

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