【日本ハム】近藤「何とかしたかった」延長10回V二塁打
スポーツ報知

◆西武8―10日本ハム=延長10回=(27日・メットライフドーム)
日本ハムの近藤健介捕手(24)が、延長10回に決勝の中越え適時二塁打を放ち、首位・西武に3タテを決めた。
仕上げは背番号8だった。リクエスト成功で作った1死一、二塁。ナインの思いもこもった打球は、前進守備の中堅手の頭上を越えた。第2、5打席は得点圏で凡退。「みんながつないでくれた。その前もチャンスつぶしていたので、何とかしたかった」。勝利を確信する一打に、二塁ベースで喜びを爆発させた。
29日の巨人戦(東京D)から始まる交流戦のキーマンだ。右ふくらはぎの故障から復帰後は、全試合で指名打者出場。故障箇所の負担を考慮してだったが、近藤は「(守備も)いつでも大丈夫」と、指名打者のないセ・リーグ主催試合でもフル稼働するつもりだ。
首位・西武とのゲーム差を今季最少の1とし、最高の弾みもついた。「交流戦で勝つのが、優勝への近道なので」。うなりをあげる安打製造機のバットが頼もしい。(秦 雄太郎)