【日本ハム】清宮2軍降格…交流戦でDHなし&アルシア昇格で

スポーツ報知
出番なくベンチで汗を拭う清宮

◆西武8―10日本ハム=延長10回=(27日・メットライフドーム)

 日本ハム・ドラフト1位の清宮は27日、出場機会がなく、試合後に栗山監督が2軍降格を明言した。

 怪物ルーキーの2軍降格が決まった。栗山監督は西武戦後の囲み取材で、自ら切り出した。「幸太郎を一回、向こう(ファーム)に戻す。今まで経験したことを頭を真っ白にして、自分で整理する状況をつくってあげたいと思っていた。今がちょうどいいタイミング」と理由を語った。

 チーム事情による決断と言えそうだ。29日からの交流戦では、セの本拠地試合でDH制が使えない。現在、左ふくらはぎの張りで2軍調整中のアルシアが29日から昇格する可能性が高く、一塁と左翼の守備位置がかぶるアルシア、中田との兼ね合いで出場機会の減少は決定的だった。

 清宮は2日のデビューから、ドラフト制後(66年以降)の新人では最長となるデビュー戦からの連続出場試合安打「7」を記録。9日のオリックス戦(京セラD)ではプロ1号も放ったが21試合で打率1割7分9厘、1本塁打、2打点と低迷。この日は出場機会がなく「交流戦前だったので、きょう(降格が)あるかなと思っていた」と明かした。

 指揮官は「すぐに上がってくるのを待っている」と期待を隠さなかった。清宮は、栗山監督から「経験したことを踏まえて、その経験を生かしてこい」とゲキを飛ばされたことを明かし、「しっかり力をつけてくるしかない」と前を向いた。

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