【広島】新井&薮田の交流戦男でVだ

スポーツ報知
力のこもったキャッチボールをする薮田

 広島が、投打の交流戦男で初の頂点を狙う。昨季はソフトバンクと勝率で並んだが、直接対決で負け越してV逸。昨年のリベンジへ、交流戦が得意な新井貴浩内野手(41)と薮田和樹投手(25)がチームを勢いづける。

 チーム最年長の新井は交流戦で歴代3位の298安打、同5位の149打点。「長くやっているだけ。個人記録は頭にないよ」と意に介さないが、昨季も12試合で打率3割4分6厘と結果を残した。「シーズンを見ても(交流戦は)一つのポイントになる。各チームと3試合ずつしかないわけだから、やっぱり頭を取ることが大事」と初戦の重要性を訴えた。

 投のキーマンは薮田だ。昨年の交流戦で先発に転向して3戦3勝とブレイク。シーズン15勝を挙げ、勝率1位のタイトルを獲得した。今季は開幕から制球難で2勝にとどまり、2軍落ちしていたが、31日の西武戦(マツダ)に先発予定。約1か月ぶりに1軍の練習に合流した右腕は「いいイメージで入れると思う」と昨年の再現に意欲を見せた。日本シリーズの前哨戦となる可能性があるパの首位・西武戦で、交流戦開幕ダッシュを狙う。(種村 亮)

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