【阪神】鳥谷、再スタート 代打で右前安打 大歓声に「すごかったね」

スポーツ報知
9回1死一塁、代打・鳥谷が右前安打を放つ

◆日本生命セ・パ交流戦 阪神3―6ソフトバンク(30日・甲子園)

 意地の一打に、敗色濃厚の甲子園が大きく沸いた。9回1死一塁。鳥谷が代打でコールされ、4万人を超えるファンの大歓声を浴びた。森の内角直球を捉え、5試合ぶりとなる右前打。「(声援が)すごかったね。隼太も(塁に)出ていたし、何とかつないでいければと思っていた」。チャンスを広げたが、チームは5年ぶりに交流戦で連敗スタートとなった。

 再出発の打席となった。29日のソフトバンク戦(甲子園)で連続試合出場が歴代2位の「1939」で止まった。「再スタートじゃないけど、とりあえず持ち場で頑張ります」。試合後、少ない言葉に決意を見せた。金本監督も「練習から違った。今日いいなと思った」。逆転を信じての起用だった。

 チームは交流戦のソフトバンク戦で4年連続で負け越しが決定。連敗で勝率も5割に逆戻りした。それでも鳥谷は復調の一本で、変わらぬ存在感を出した。(長尾 隆広)

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