【楽天】田中、5回同点打!6戦連続打点も4連敗「もう一つ前で打っていれば…」

スポーツ報知
5回2死二、三塁から左中間に2点適時二塁打を放った田中

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天2―3ヤクルト(2日・楽天生命パーク)

 楽天は2日、ヤクルトとの接戦を落とし、今季4度目の4連敗。借金は今季ワーストに並ぶ「16」となった。3試合連続で「3番・中堅」でスタメン出場した田中和基外野手(23)は、5回に、一時は同点となる左中間2点適時二塁打。6試合連続打点を挙げたが、勝利には結びつかなかった。

 高めにきた直球を、やや強引に叩いた。鋭いライナーが左中間で弾む。5回2死二、三塁、ヤクルト先発・由規の直球をとらえる同点の左中間2点二塁打。「前の球の見送り方で、スライダーを待っているのがバレたと思った。真っすぐならボール球でも振ろうと思っていました」と振り返った。

 自身の好調が、チームの結果に結びつかない。この日で6試合連続打点だが、その間のチーム成績は1勝5敗。「打点を挙げても、勝てない試合が続いている。もう一つ前で打っていれば、チームの流れも変わるんじゃないかと」。3回2死満塁の好機で、三飛に倒れた場面を悔やんだ。

 梨田昌孝監督(64)も「その前の満塁のところで、打ってくれたらよかった」。高い要求は期待の裏返し。自らのポジションを確立するためにも、重い責任を果たしていく。(山口 泰史)

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