【楽天】梨田監督、バレンティンの打撃に脱帽「見習う点ある」

スポーツ報知
選手交代を告げる梨田監督(右)

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天2―3ヤクルト(3日・楽天生命パーク)

 楽天・梨田昌孝監督(64)が、敵軍の主砲の打撃に脱帽した。

 指揮官の目についたのは同点の8回無死一塁の場面で打席に立ったバレンティンだった。長打が出れば勝ち越しの場面。松井に簡単に2ストライクを取られて追い込まれると、バットを短く持って対応した。3球目からはファウルで粘りながら、カウントはフルカウントに。5球目で一塁走者が二盗したこともあって、8球目の内角低めの145キロ直球にうまくタイミングを合わせて右前安打とし、チャンスを広げて勝ち越しにつなげた。

 4番に座る主砲の対応力に梨田監督は「追い込まれてからバットを相当短く持って、工夫している。あれだけ長打を打てる選手がフォアザチームで、見習う点もあると思う」と称賛。楽天は交流戦に入ってから5試合連続で3得点以下と、得点力不足に嘆いているだけに、バレンティンの姿勢がうらやましそうだった。

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