【楽天】銀次、猛打も今季3度目の5連敗…借金ワーストの17

スポーツ報知
6回1死一塁、左中間に一時同点とする適時二塁打を放つなど、3安打を放った銀次

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天2―3ヤクルト(3日・楽天生命パーク)

 楽天は3日、ヤクルト(楽天生命)に3タテとなる敗戦を喫し、今季3度目の5連敗。借金は今季ワーストの17となった。「6番・一塁」でスタメン出場した銀次内野手(30)は、6回に同点の左中間適時二塁打を放つなど、3打数3安打1打点1四球。今季2度目の猛打賞と気を吐いたが、勝利には結びつかなかった。

 外へ沈む変化球を、銀次はバットの先でとらえた。打球は左中間深くで弾む。1点を追う6回1死一塁、ヤクルト先発・小川のチェンジアップを捉える同点の左中間適時二塁打。「集中して打席に入れました」と振り返ったが、結果的に勝利には届かなかった。

 久々の固め打ちだった。3安打以上は4安打をマークした4月25日以来、今季2度目。打率も2割5分9厘まで上昇してきた。それでも「たまたま甘いところにボールがきた。自分の中では(状態が)いいとは思ってないんで」。浮かれることなく、表情を引き締めた。

 チーム同様、波に乗れない。マルチ安打を放っても、次の試合に続かないことも多く、「どこかに迷いがあるんじゃないですか」と現状を分析した。2日の試合も2安打を放ち、ここ2試合で7打数5安打。「この3本は大きいと思います」と上昇のきっかけとする、強い決意をのぞかせた。

 チームは交流戦で白星なしの5連敗。そのうち3試合が1点差という状況にも「それが野球。取れるときにしっかり取れたら、楽にゲームができる。もう1本だと思います」と前向き。この日の同点打は、交流戦での今季初打点。勝利につながる一本を放ち、自らも勢いに乗っていく。(山口 泰史)

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