【ヤクルト】石川が“首位攻防戦”先陣 最年長左腕鷹封じ「ぶつかっていきたい」
スポーツ報知

ヤクルト・石川雅規投手(38)が4日、交流戦3連覇中のソフトバンクを真っ向から止めることを誓った。5日からの“首位攻防戦”で先陣を切るチーム最年長は、ソフトバンクが交流戦で最多の5勝(6敗)を献上しているセ界一のタカキラー。「いいバッターはいっぱいいますけど、臆することなくぶつかっていきたい」と力を込めた。
チームは2年ぶりの5連勝。ホームに戻り、最高の流れで158勝左腕にタスキがまわってきた。相手は今季6戦全勝の日本一軍団。この日は神宮外苑でショートダッシュなど最終調整し「何とか試合を作れるように。先発が5試合頑張っているので、僕もつなげるようにやりたい」とチームの勝利しか考えていない。
リーグ戦で借金5の最下位ながら、交流戦で“台風の目”と化しているヤクルト。2位のDeNAまで2差の超ダンゴ状態を作り出した。快進撃を支えているのは、紛れもなく投手陣だ。防御率2・17は12球団トップ。先発陣が試合を作り、中尾、近藤、石山の勝利の方程式が機能しているのが大きい。6日は5月の防御率が1・86だったハフが向かい、7日は中5日でブキャナンの先発が有力だ。
3タテを喫した昨年の同カードは計8本塁打を浴びた。うち3本が今季も絶好調の柳田で、「スーパーバッター」と評する石川も被弾。石井投手コーチは「名前ばかり意識するんじゃなく、全員で迎え撃つことを考えていきたい。神宮はホームでファンの力がある。打撃陣、ピッチャーが一体となってやっていく」。勢いに乗るツバメが、王者のタカに襲いかかる。(田島 正登)