【DeNA】雨の日曜日は“3連勝” 筒香、リーグトップタイ16号決勝3ラン

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA6―3日本ハム=6回降雨コールド=(10日・横浜)

 DeNAが「雨中決戦」でまたも強さを発揮し、日本ハムに3タテを食らわせた。筒香が3回、セ・トップタイの16号決勝3ランを放つなど3安打で3打点を挙げた。

 5月13日のヤクルト戦(横浜)に続き、今季2度目の降雨コールド勝ち。昨秋のクライマックスシリーズ(CS)での歴史的な“泥試合”から、日曜日の雨中戦では3試合連続の白星となった。

 悪コンディションでも貪欲に勝利を求めるベイナイン。その中心にいるのはやっぱり主将の筒香だ。同点の3回2死一、三塁で、ヤクルト・バレンティンと並ぶセ・リーグトップの16号3ラン。「強いスイングを意識して、しっかりと打ち返すことができた」と納得の一打は、「こういう(雨中の)試合なので、ミーティングでも『早めに行こう』と話していた」というチームの方針を着実に実行に移した初球攻撃だった。

 同点のきっかけになる二塁打を放った2回の第1打席も初球。逆に試合が成立した5回の第3打席では、11球目までじっくり時間をかけて二塁打と、相手にダメージを与える3打数3安打、すべて逆方向への打球でチームを勝利に導いた。

 雨に強い主砲。実は日曜日にも強い。3アーチを放った5月20日の巨人戦(東京D)など、今季11試合で40打数21安打の打率5割2分5厘、全本塁打の半分にあたる8発を日曜日にマークしている。

 今季5度目の猛打賞で、シーズン打率も4試合ぶりに3割台に戻ったが、相変わらず自身の数字へのこだわりはない。それよりも、キャンプから状態が上がらず苦しんでいた今永の初勝利を心から喜んだ。「今永が我慢強く投げたから、点が入ったと思う。みんなが安心する投球をしてくれて、そこに勝ちをつけられたのは大きい」。安定の4番打者と、ようやく上昇気配のエース左腕。投打の主役のそろい踏みで、チームは再び勝率を5割に戻した。(星野 和明)

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