【楽天】辛島、6回途中2安打2失点も6敗 チームは今季8度目のゼロ封負け

スポーツ報知
5回1/3を2失点と粘投も6敗目を喫した先発・辛島

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天0―4阪神(15日・楽天生命パーク)

 楽天は15日、阪神戦(楽天生命)で今季8度目のゼロ封負けを喫した。借金はワーストタイの「19」。

 先発した辛島航投手(27)は5回まで1安打無失点と好投も、6回に一発を浴び、6回途中2安打5四球2失点。自身3連敗で今季6敗目を喫し、2016年9月以来となる本拠地での白星は、またもお預けとなった。

 打たれた瞬間、着弾点を覚悟した。両軍無得点で迎えた6回、1死二塁。阪神・中谷に、外角高めへ抜けた直球を左翼席へ運ばれた。先制の左越え3号2ラン。「抜けた。絶対にボールを投げようと思ってたけど、突っ込みすぎて腕がついてこなかった」と唇をかんだ。

 またも勝てなかった。最後に本拠地で勝利を挙げたのは、16年9月11日の日本ハム戦。1年9か月、仙台で白星に見放されている。「今年はチームも本拠地で勝ててないので」と必勝を期してのマウンドだったが、好投しながら一発に沈んだ。

 梨田昌孝監督(64)は「丁寧に投げていたけど、四球がもったいなかった」。降り続く細かい雨の中、わずか被安打2だった左腕は「そのぶん、四球を出している。もったいない」と責任を背負った。悔しさを胸に秘め、次回登板で自身の連敗ストップを狙う。(山口 泰史)

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