【ソフトバンク】工藤監督、通算300勝! 491戦目は歴代4位スピード達成

スポーツ報知
7回、本塁打を放った内川(右)を迎える工藤監督(中)

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク6―2広島(16日・福岡ヤフオクドーム)

 工藤監督は自身の節目よりも、チームの白星がうれしかった。鮮やかに逆転勝ちを飾り、監督就任4年目で通算300勝目を挙げた。491戦目は歴代4位のスピード達成にも「私のことはどうでもいいですけど、勝ち越すとチームが乗ってきますから」と、4カードぶりに勝ち越しての3位浮上を喜んだ。

 先発のバンデンハークが7回2失点(自責1)と好投した。打線では、15日に今季初1軍昇格させた代打・長谷川勇が、1点を追う7回1死一、二塁に同点適時打。続く中村晃が勝ち越しの右犠飛を放った後、この日1か月ぶりに帰ってきた3番・内川が4号2ランをたたき込み、一気に試合を決めた。指揮官は「3、4、5番でどこからでもチャンスをつくれて点が取れる。いいリハビリをして、いいコンディションで帰ってきてくれた。これを続けてほしい」と頼れる主将の復帰に目を細めた。

 ヤクルトが連敗し、交流戦は逆転での“4連覇”へまたも可能性を残した。「あしたは気合10倍でお願いします」と工藤監督はほえた。14日の試合後は「3倍」、15日は「5倍」と“上方修正”しながら連勝。投打がかみ合い、気合みなぎる工藤ホークスは最後まで諦めない。(嶋田 直人)

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