【日本ハム】杉谷、10年目で初の初回先頭弾「1打席に1球、甘い球があるかどうか」

スポーツ報知
プロ10年目で初の初回先頭打者弾となる2号アーチを右越えに架けた杉谷

◆楽天3―2日本ハム(23日・楽天生命パーク)

 日本ハムは23日、楽天戦(楽天生命)で逆転負けを喫し、連勝が2で止まった。「1番・中堅」の杉谷拳士内野手(27)はプロ10年目で初の初回先頭打者アーチ。元気印が8試合ぶりのスタメン起用に応えた。

 天敵の立ち上がりを叩いた。カウント2ボール1ストライクから的を絞り、真ん中直球を右翼席に運んだ。「ずっと試合に出る準備はしていましたし、1打席目から集中して入りました」。狙い通りの一発は、12、14年に並び自己最多の2号ソロ。楽天・岸から今季3戦18イニング目でチーム初得点をもたらした。

 不動の1番・西川が、22日の楽天戦(楽天生命)で右足甲に自打球を当てたため、大事を取って今季初の欠場。代わって、背番号2が5月8日のオリックス戦(京セラD)以来、今季4試合目の1番に据えられた。栗山監督は「(チャンスを)生かしてくれた」と先制パンチをたたえた。

 1点を追う3回は先頭で左前打を放ち、マルチ安打。1死後、近藤の左翼線適時二塁打で一気に本塁に滑り込んだ。「1打席に1球、甘い球があるかどうか。積極的に打って、チャンスメイクもできた」。惜敗の中でも、バイプレーヤーとして存在感を見せつけた。

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