【楽天】今江、V弾!PL先輩・平石監督代行就任後、全試合4番の重責果たす

スポーツ報知
試合後、岸(奥)とファンにタッチをして回った今江

◆楽天3―2日本ハム(23日・楽天生命パーク)

 楽天は23日、「イーグルスガールデー」と銘打たれた日本ハム戦(楽天生命)を勝利で飾った。「4番・三塁」でスタメン出場した今江年晶内野手(34)は、同点の4回に決勝の左越え5号ソロ。PL学園の先輩でもある平石洋介監督代行(38)が指揮を執るようになってから、全試合で4番に座る男が、その期待に応えた。

 ピンクに染まったスタンドに、今江の打球が真っすぐに伸びた。同点で迎えた4回、先頭で打席に入ると日本ハムの先発・高梨の直球をとらえた。決勝の左越え5号ソロ。「イーグルスガールデー」と銘打たれた試合でお立ち台に上がり「僕は岸みたく男前ではないので、野球で活躍して女性ファンを増やしたいと思います」と笑わせた。

 ベテランらしい対応力で、結果を残した。初回、無死二、三塁のチャンスで直球に空振り三振。「1打席目の三振を生かしていかないと。真っすぐが力のある速い球で、振り負けていた。正直、調子は全然よくないので、考えながら1球1球、試行錯誤してます」。三振した直球を、完璧に仕留めた決勝弾だった。

 重責をしっかり果たしている。平石監督代行就任後の4試合、「4番・三塁」でスタメン出場。ここ2年は極端に減っていた三塁守備も任され「違和感、メチャメチャありますよ。去年もほとんど守ってないし、一回離れるとなかなか。ちょっと緊張してます」と苦笑したが、4番については「自分としては4番目のバッター。いい仕事ができたと思います」とうなずいた。

 平石監督代行も「勝負強さがあって、つなぐこともできる。4番に据えているということは、期待は大きい」。この日は、スタンドで父・浩二さんも観戦し「年に1回、仙台に遊びに来る。目の前で打って、頑張ってる姿を見せられてよかった」と笑った背番号8。4番として、周囲の期待に応えていく。(山口 泰史)

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