【中日】連勝ストップ 3日間で6位→3位→5位のジェットコースター順位…主軸故障響く

スポーツ報知
9回1死満塁、関根に走者一掃の三塁打を打たれ降板する田島(中央)

◆中日1―6DeNA(24日・ナゴヤドーム)

 中日は主軸2選手を欠いた打線が機能せず、連勝が3でストップ。22日までの6位から23日は711日ぶりのAクラスとなる3位に浮上したが、わずか1日で5位に転落した。

 22日の同カードで左手首に死球を受けた大島洋平外野手(32)が2試合連続で欠場。前日の同カードで右膝周辺に死球を受けた平田良介外野手(30)も欠場した。森繁和監督(63)は23日に続いて1番に藤井を起用し、7番だった福田を5番に昇格させたが、藤井は5打数1安打、福田は4打数無安打。交流戦明け2試合連続で無安打だった京田を今季初めてスタメンから外し、2番・遊撃に堂上を起用したが、その堂上も4打数無安打だった。指揮官は「このメンバーで1番(大島)と5番(平田)が抜ければ、簡単にはいかない」とため息をついた。

 さらに「交流戦が明けてから、福田と周平(高橋)のところがポイントになると思っていた」と明かしたが、悪い予感が的中し、5番・福田、7番・高橋ともに得点圏に走者を置いて3打数無安打。アルモンテ、ビシエド、モヤの外国人3選手が計7安打と快音を響かせただけに、打線の分断が浮き彫りになった。

 大島は「無理したらいける感覚だった」と明かし、平田も「去年のこと(右膝半月板損傷)がなければ無理やりでも出ていた」と話すように、ともに26日のヤクルト戦(神宮)からの戦列復帰を視野に入れているのが不幸中の幸い。調子を上げていた両者のバットが、Aクラスを目指す中日の戦いには欠かせない。

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