【日本ハム】中田、17号2ランも逆転負け「小さなミスで試合を崩している」

スポーツ報知
3回1死二塁、右越えに17号2ランを放つ中田

◆楽天6―5日本ハム(24日・楽天生命パーク)

 日本ハムは24日、楽天戦(楽天生命)で序盤4点リードしながら、連日の逆転負けを喫し、リーグ戦再開カードで負け越した。中田翔内野手(29)は17号2ランを放ち、リーグトップの西武・山川に1本差と接近した。

 ふがいない自分に別れを告げた。2点リードの3回1死二塁。「積極的に打ちにいけたね」。1ボールからの直球を強振。右翼ポール際に飛び込む打球を見届け、「風ですね」と漏らした。6試合ぶりのアーチで不振だった昨年の16発を上回り、リーグ最多にあと1本。「(本数は)全然、考えていない」と受け流した。

 初回に左前打を放ち、6月は68打数26安打で打率3割8分2厘。「率を残せるバッターじゃない。打席の中で、もっともっと良くなれば」。貪欲な主砲は、チームの白星に飢えていた。

 同点で迎えた8回2死二、三塁の守り。田中の高く弾むゴロに重心が下がり、石川直の一塁ベースカバーも遅れた。痛恨の決勝内野安打。「投手も僕も、100%、自分で(塁に)入る気持ちでいないといけない。投手と再確認したい。小さなミスで試合を崩している」。西川、中島を故障で欠いたチームは今季最多3失策、暴投がいずれも失点につながった。主将が警鐘を鳴らし、引き締めを図る。(山崎 智)

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